アメリカが世界に先駆けて築いてきたものはたくさんあります。
その中でも「アメリカ人が思いついた最高の制度」とも言われるのが、
アメリカ合衆国における「国立公園制度」です。
1872年、イエローストーンが世界で初めての国立公園となり、
1890年には、アメリカでは歴史上の人物とされる「ジョン・ミューア」の
自然保護活動が実を結び、ヨセミテが国立公園となりました。
このあたりから「自然は国民が守るもの」という意識が高まっていきました。
そして1916年8月25日に、連邦政府の下、国立公園局が設置され、
以降すべての国立公園はアメリカ合衆国政府が管理することになりました。
アメリカ国立公園局が設立されてからちょうど100年。
今年アメリカでは100周年を祝う様々な催しやキャンペーンが行われていますが、
オバマ大統領は6月にヨセミテ国立公園で、こう仰られたそうです。
「この絶景はiPadやテレビはもちろん、油絵でさえ捉えることができない。
ここに来て、直接感じ取るしかないのだ」
年間3億人以上の人々が世界中から訪れる、アメリカの国立公園。
日本でも写真や映像を目にする機会は多いかもしれません。
それだけでも十分に「行ってみたいな」と思えるほど魅力的です。
でもやはり、実際に行ってみて、空気を感じながら、
自分の目でしっかりと味わってみたいものですね。