日本からアメリカへの旅行は、短いものでは3泊5日というツアーからありますが、
一般的には1週間前後の旅程の方が多いと思います。
約1週間、日本から離れて旅行するということは、自分の健康状態は勿論、
仕事や家庭の都合など、自分を取り巻く環境のすべてが整った状況であって、
ようやく成立するものだと思います。
実はこれって、人によってはすごく厳しい条件です。
私の知り合いにも、職業柄「海外旅行なんて100%不可能!」と言い切る人もいます。
仮に「頑張ればなんとか休みは取れるかも」と思っていても、
周りの人たちから気持ちよく送り出してもらうには、
日頃の態度や行い、人間関係も大切だったりします。
例えばサラリーマンの方は、職場の方の反応が気になり、
旅行に行くこと(休暇を取ること)を周りにいつ言い出そうかと
タイミングを窺うという方がほとんどだと思います。
でも、もし職場内に毎年のように海外旅行する方がいたら、
実は周りの方も「じゃあ私も」と言い出しやすくなるものです。
「海外旅行は、“行きたい”と思った時が、行くべき時」
というのが私の持論です。
私の身内でも、「もう一度ラスベガスに行きたい」と思っていながらも
年齢を重ねたことによる体力の低下により、
残念なことに行けなくなってしまった人が何人かいます。
その人たちと一緒にラスベガスに行ったこともありますが、
会うたびに楽しかった思い出話が尽きず、
「なんとかもう一度連れて行ってあげたかった」と思ったりもします。
そんなこともあって、
「行きたいと思っていて、頑張れば行けるのであれば、多少無理をしても行くべき!」と、
声を大にして言いたいです。
私は年に1回行けるかどうかですが、それでも、
「よくそんなお金があるね」と言われたりもします。
たしかに30年ほど前には、海外旅行と言えばかなり高嶺の花的なイベントでしたので、
金銭的にもかなりの覚悟(出費)が要ることだったでしょう。
しかし最近では、例えばラスベガス3泊5日のツアーなら、
東京⇔福岡間の新幹線2往復分ぐらいで行けちゃったりします。
金銭的な負担の大きさとしては昔ほどではありません。
ここでもやはり、「日頃の生活を節約して頑張れば行けるなら、行きましょう!」
と言いたいところです。
海外旅行ができる、または現実的に海外旅行しようと考えられる、ということは、
自分を取り巻く環境が、ある程度恵まれているのだと思います。
限られた人生の時間において、海外旅行ができるほどの恵まれた環境にあるというのは、
実はそれほど長い期間ではないかもしれません。
今も昔も、人それぞれに大きな覚悟を持って臨むのが、海外旅行です。
「また行こう」と思っていても、次の機会が必ず訪れるという保証は誰にもありません。
だからこそ、海外旅行について少しでも現実的に考えられる時には、
そのチャンスを逃す手はありません。
そして行けることになったのなら、可能な限り下調べと準備をして、
行きたい場所、やりたい事、見たい物、食べたい物など、
できるだけ妥協することなく、
一回一回の旅行を充実したものにしたいですね。