なおさん&ゆきさんご夫婦のラスベガス旅行記
(1999/12/30〜2000/1/3)

 

1. 日程

バンクーバー/サンフランシスコ経由ラスベガス入り。
12月30−1月3日(ラスベガス滞在)
 私たち夫婦は赤道より南の国に住んでいるので、ナイトフライトで日本に行き、成田で仮眠した後またナイトフライトでアメリカ大陸に渡る必要あり非常にしんどい旅だった。しかも、今北半球は冬なのである。寒いのなんのって、バンクーバーについたら霧だし。。。 ここのサイトにいらっしゃる方はラスベガスが目的なのでバンクーバーの話しは割愛。

 

2. 出発までに準備したこと

1) ホテルの予約:旅行代理店に頼んでマンダレイベイを予約。ミレニアム特別料金ということで30-1日は1泊600ドル、2日は150ドルの計1950ドル。3泊分1800ドル前払(払い戻し不可)。
2) 航空券の予約:バンクーバーまでと、バンクーバー<>ラスベガスを別々にディスカウントで発券。
3) Gキャニオンツアーの予約:ラスベガス大全で1月2日分を10月初旬に予約。すんなりOK。
4) 「O」の予約:BOOKVEGASを通じて9月下旬に12月31日10:30を予約。11月下旬正式予約開始ぎりぎりで1月1日に予約を変更。変更手数料はかからず。
5) フラットさんの旅行記でフロントマネーのことを勉強。
6) ブラックジャックのベーシックストラテジーをお勉強。

 

3. 12月30日(初日)=チェックイン編

 マッキャラン国際空港に降り立ち、3度目久々のラスベガス。家内にとっては初のアメリカ大陸で(ハワイには行ったことがある)、大陸に上陸して以来どでかい図体をした沢山の外人パワーにかなり飲み込まれており、 カジノをする前に最初から負けている。
 はやる気持ちを抑えて、スロットにはわき目も触れず、荷物を受け取ったあとはすぐタクシー乗り場へ直行。滑走路に着陸する前に飛行機の中からストリップが一望でき、あれが今回泊まるマンダレイベイだとすぐにわかり、特にタクシーにもボラれることなく到着。それにしてもあのキンキラキンのホテル外装はかなり趣味が悪い。ただ、近くに行ってみてその大きさに圧倒される。
 カジノ側と宿泊者側の入り口が分かれており、宿泊者側から入っていくとすぐにレジストレーションのコーナーがある。全部で20以上の窓口はあると思うが3分の1くらいはVIPレジストレーションと電光表示されていたので、一般のところにいってチェックイン。こんなにカジノレートで泊まっているVIPがいるのかと思うと、年末年始のぼったくり料金に多少腹が立つ。IDとしてパスポートを提示し、住所等を書き込み署名する。部屋は上の方と下の方どちらがよいかと聞かれたので迷わず上の方と答えると32階の部屋でした。
 ちなみにマンダレイベイは33階までが一般客室、その上がフォーシーズンでさらに上が超VIP用スイート。3つあるウイングのうち、アサインされたウイングはタヒチで(他にフィージーとバリがある)エレベーターホールから3部屋目と非常に近くベルボーイを使わず自分で荷物を運んでいたので大助かり。窓からは空港の夜景と階下のプールがよく見えました。(32303号室)
 部屋のファシリティーについてはホテル紹介にも詳しくのっているので特に述べません。とにかく非常にきれいで広い部屋でした。ちなみにロビーの大水槽にはサメは泳いでいませんでしたし、水槽前の植物は造花ではありませんでした。かわりにでかいオウムが大きな篭に入れられ、ハイレグのお姉ちゃんが宿泊客の肩にそのオウムをのせて一緒に写真をとってはチップを稼いでいました。

 

4. 12月30日(初日)=カジノ編

 部屋で一服した後、まずはフラットさんの旅行記を読んで今回はじめて挑戦することにしたフロントマネーを預けにカジノフロアへと出掛けました。まず最初にマンダレイクラブに入会(クラブカウンターはキャッシャーの横のメインとその丁度反対側のところの小さなカウンターの2ヶ所あります)。夫婦で同じメンバーNO.でポイントを貯めることができます。キャッシャーに行ってお金を預けたい旨伝え、少々待たされるが預け証をもらって フロントマネー完了。今回カジノ予算は5000ドルでしたが、のちのちの交渉のことを考えて10000ドルを一応預けるだけ預ける。キャッシャーのお姉ちゃんは10000ドル見ても顔色一つ変えず、持っていった紙幣が新札だったため数えにくくて手を切りそうだと笑えないジョークをかましていた。
 その後、貴重品類を預けにセーフティーBOX(レジストレーションの左奥のカウンター脇に小部屋があって、身分証明書(パスポート)提示して署名すればすぐに使用可能。ぐるっと散歩しながらカジノ全体の配置を頭に入れようと試みるが、あまりに広くてなかなか位置関係がつかめない(最終日になるころ、ようやく全体図が頭に入ってきた)。クラブカードを作った際、24時間以内に200ポイント獲得すると400ポイントのおまけつきとのことで、ポイントを貯めることだけを目的に1ドルのホイールオブフォーチュンに向かった(もちろんジャックポットへの期待もあるが)。マンダレイベイは3.75ドルで1ポイント。家内と隣同士で座り100ドル紙幣を各々1枚入れて始めたが、家内はちょこまかちょこまかと小当たりが重なり、100ドルがぜんぜん減らない。結局200ポイント貯めるのに、私は400ドル使い、家内は100ドルで貯めてしまった。途中家内からは100ドルくらい勝ってるところでやめておけばと文句を言われたが、「スロットマシーンは夢を買うんだから100ドルで満足するならラスベガスには来ない」と言って一蹴したものの内心先行きに不安を感じており、とりあえずバフェに行って頭を冷やすことにした。

 まだ午後6時半頃だったこともあって混んでなくすぐに席に案内された。ラスベガスに入る前にバンクーバーで魚介類は食べ飽きているはずなのに、やっぱりタラバ蟹をみると食べずにはいられなくなり、エビカニ中心の選択になってしまう。二人とも基本的に酒飲みなのだが、幸先悪いスタートをした私としては飲んでる場合じゃない。お飲み物は?と聞かれ家内は迷わず赤ワインとかぬかしやがって、別料金を取られる。私はソーダ水。(バフェの付け合わせ用のレモンを大量にもってきて、自分で絞って入れてレスカ(ちょっと古い表現ですが)にすると美味しい。)
 食べ終わってから、シャワーを浴びに家内が部屋に戻ると、いよいよ待ちに待ったブラックジャック対決である。この日のためにどれだけ勉強したことか。ちなみに食べ終わって席を立った頃にはバフェの入り口は行列ができていた。

 BJはミニマム25ドルの台がほとんどで、10ドルの台が少しと100ドルの台が少しあった。ハイローラーセクションは500ドルのようだ(滞在中結局ハイローラーセクションには一度も足を踏み入れなかったので、詳しいことはわからない)。ミニマム25ドルの席、ポジションは真ん中を選び着席。クラブカードを出してかなり緊張しながら(なんてたって初めてのマーカーでのプレイだし)「マーカープリーズ」と告げると、いくらと聞かれて500ドルと答え、25ドルチップ20枚に交換。この台を選んだ理由は座ってる人4人中ひとりがブラックチップの1枚がけで、残りは25ドル一枚賭けだったから。今回の私の予算は5000ドル。従い、長く遊ぶためには50ドルづつ賭けるのが精一杯。30分もしないうちに500ドルがなくなりかける。どうもかみ合わない。丁度ディーラーが交替になったところでラスト50ドルになり、親のアップ6に対し11が入りダブルダウンをするため仕方がないから追加で500ドルを「マーカープリーズ」。引いたカードは3で14。あとは親のバストを望むのみ。運良く親が飛んでくれて復活したもののすぐにへこみ出し、残り300ドルくらいになったあたりから、流れがついにやってきた。カウンティングする頭と技術はないが、絵札が多く出ていたかどうかだけのなんとなくの判断で100ドルがけを時折交え、一気に巻き返し2時間後には1500ドルくらいまで戻っていた。結局収支500ドルの浮き。席を離れるとき2枚だけパープルのチップに交換してもらう。ラスベガス3回目で初めて手にした500ドルチップ。疲れた頭を休めるのに性懲りもなくスロットコーナーに行き再度ホイールオブフォーチュンに挑戦するが簡単に300ドル持っていかれポイントもろくに貯まらずでふてくされる。そのあと、いったん部屋に戻りシャワーを浴びてすっきりする。23時を回っていた。

 家内に戦況報告し、二人あわせて今日の負け分は300ドルということもあり、もう今日は止めろと言われるが今回の目標はフード&飲み物コンプとカジノレートの取得。やめるわけにはいかない。またブラックジャックをやったが結局じりじり負けて3時半頃チップ800ドルをもって部屋に帰還。BJのあとスロットに200ドル追加で注ぎ込み初日は900ドルの負け。

 

5. 12月31日(2日目)

 朝7時半頃起床するがモーニングバフェに行くほどお腹も空いていなかったので、シャワーを浴びたあとヌードルショップに行く。お飲み物はと聞かれ、昨日の負けのこともありタダのお茶ですます。私はワンタンヌードルを頼んだが、ここのヌードルショップはあまり美味しくないと聞いていた割には結構いける。ぷりぷりしたエビが入ったワンタンが絶妙。豆板醤を少し入れて辛みをつけるとなお美味しい。家内はジャージャー麺モドキを頼んでいたがあまり美味しくなかった。

 1ドルのスロットに懲りた家内には25セントのマシンで遊ぶように言いつけて、またまたBJ台に向かう。800ドルチップが手元にあったが敢えて500ドルをマーカーで引き出す。1時間半ほど遊んで200ドル程度浮いてるところで、一旦休憩。家内を探しに行くと、20ドル勝っていると喜んでいる。ちょっと眠気がしたので仮眠をしに部屋に戻るが少し寝ると喉が渇くので、何か飲みにカジノへ(部屋には冷蔵庫はなし。フロアに1.5ドルのドリンク自動販売機がありますが。。。)。家内がルーレットをやりたいというので10ドルミニマムの台に座り、家内には私の手元にあった100ドルチップ一枚を渡し1ドルチップに交換。私は500ドルマーカーの追加をして5ドルチップに交換。

 22日生まれの家内にちなんで今日の狙いは22と決め。1点、3点、4点、6点張りを22に絡めての4ヶ所掛けで22を狙っていく。この場合、全部で38点のうち8点を網羅していることになる。それ以外のところで3点張りにも1ヶ所かけたりして、1ヶ所10ドルの5ヶ所で1回50ドルづつ賭けていく。ほとんどの人が1ドルチップで遊んでいるので、一見、見た目は2枚づつしかかけていないので地味である。この4ヶ所掛けの場合、掛け金を除いて35倍、11倍、8倍、5倍なので22が当れば、10ドルが合計59倍になって戻ってくる。従い、11回以内に当れば、元はとれる。但し、実際には22周辺の数字が出て5倍当りや8倍当りがたまに来るので15−6回に1回当ればとんとんという感じである。目的は儲けることはもちろんだが、ベット金額の累計を大きくしてコンプを獲得することにあるので、この方法が長持ちしやすいと思っている。また、狙った目が出た際に払い戻し額が大きいのでよい気分になれる。狙った場所にはディーラーが投げる前に賭けてしまうが、どうも私の狙っている場所を外してきているのか、出る目に偏りが出ている。1ドルチップ1−2枚がけの1点張りに当てたって、私のかけた目をすべて外せばディーラー側の浮きであり、イカサマはないと知っていながらもわざと外しに来ているように思える。そこで投げた後に狙い目の逆サイドあたりに1−2点張りを加えたりしていると時たま当ることもあり、2時間くらい500ドルの元金をいったり来たりで楽しんでいたが、家内のチップがなくなり、自分のチップも50ドルを切ってしまったので追加の500ドルをマーカー。そのとたんそこでついに22をゲット。これでようやくとんとん。それでも50ドルを2時間賭けつづければけっこうなコンプポイントは稼げているはず。そこから強気に1回の掛け金を100ドルにアップ。賭け方は変えずに一ヶ所20ドルに。チップは一山20枚単位だから一回に一山無くなっていく。3月生まれの私は22の次ぎの狙い目としてゾロ目の33を選び、1点、2点X2、3点掛けと勝負に出た。38分の5点しか抑えていない。しかし、それぞれ、35倍、17倍X2、11倍なので33が来れば20ドルの80倍である。4ヶ所に加え一ヶ所は追加で1−4点張りで賭ける。倍のスピードでチップがなくなっていく、家内はあきれて25セントスロット遊びに台を立っていった。ときたま、3点張りや保険の4点張りが当る。取りもどしたはずの1000ドルが残り一山半(150ドル)になったところで遂に女神が微笑んだ。33が来たのである。そのとき丁度カジノホストがフロアを巡回しているところで、ピットボスにあの客はいったいなんだと聞いているような会話をしていた。チップが5ドルであることに気づき、「へー」と余裕の表情で目を合わせてきた。1600ドルゲット。非課税。端数を掛け終わりチップを渡して席を立ち600ドルの勝利。家内を探しにスロットコーナーへ。カジノにしてみりゃ1600ドルも小金にすぎない。

 

6.12月31日=ミレニアムイブ編

 4時間ぶっ続けのルーレットはさすがに疲れた。夕方ともなるとぞくぞくとドレスアップした金持ちそうな紳士淑女が目立ってきた。そう今日はミレニアムイブなのである。不思議なことにチャイニーズはいっぱい見かけるが日本人には全然会わない。何人かにすれ違いはしたが、テーブル台では全然会わない。このでかくて派手な集団を前にするとやっぱり日本が戦争で負けたのがよくわかる気がする。でもこいつらに負けてはいられないので、一旦部屋に戻り、私はタキシードに、家内はロングドレスに着替えて気合を入れる。レストランの予約はしていなかったので、ぶらぶらとレストラン巡りをするが、バフェはもちろん長蛇の列。VIPラインですら並んでいる(バフェのVIPラインにはほんとのカジノVIPは並んでない、ほんとのVIPはカジノ側の招待パーティーに出席している)。カジノフロアの端にあるステージではバンド演奏で盛り上がっている(見るだけタダ)。ラムジャングル(ラム酒を多くおいておりバンド演奏のあるクラブです)は10時半頃オープンのパーティー、100ドルでフリードリンク。しかしお腹が空いているので10時半までは待てないし、アメリカ人とクラブパーティーというのもそんな勇気はなく、その向かいにあるイタリアレストラン(有名なシェフの店らしい)に行くと、1時間後の9時半であれば予約がとれるとのこと。料金はニューイヤーズイブスペシャルコース一人200ドル(税別)。バフェに行けば税チップ込み30ドルで済むが、フードコンプを勝ち取るという気合を入れる意味でも「予約お願いします」と言ってしまった。とわいえ、他のレストランは500ドルとか350ドルがセット料金のようでそこが一番安かったのも事実。1時間余ってしまったが、中途半端にテーブル台で遊ぶわけにもいかず、5セントのスロットで遊ぶことにした。二人で10ドルづつ。結構出たりして、結局、収支とんとんで両替し最適な時間つぶしになった(ポイントはほとんど貯まらないです)。

 レストランに行くとほとんどの客がやはりタキシード&ドレスである。5年前に自腹で自分の結婚式のためにタキシードを買っておいてほんとによかったとつくづく思う。
 前菜、メインそれぞれ4−5品の中から一品選ぶようになっていて、これにサラダとデザートがつく。奮発してシャンパンと言いたいものの(夫婦揃ってシャンパンには目がない)、飲みものはと聞かれ「グラスでスパークリングワインを2杯」と。「料理に合わせて赤、白飲みたいのでグラスにします」と言い訳しながら。。。安い物は1杯8ドルくらいでした。 今年1年お世話になりました、などとカンパイしているときに事件は起きた。後ろのテーブルに座っていた女性が指輪を落としたらしく、フロアマネージャーを筆頭にウエイター達があわてて探している。私のテーブルの足元にまで探しにやってきた。驚いたことに金持ちなアメリカ人というのは金持ち同士では冷たいのか(あれだけボランティア活動など、慈(偽?)善者になるのが好きなアメリカ人の金持ちは)ほとんど無視している。なかなか見つからず10分くらい探したか、女性は泣き止まない。
 こういう場面で日本人はどうしても困っている人が気になる。おそらく、カジノの金持ち客はたかが指輪でしょ、程度にとらえているのであろう。そんなとき、隣のテーブルにいたひとりの女性の椅子にかけたジャケットの袖のあたりに大きく光るものを発見。もしかしたら、と思うが、袖の飾り付けかなにかで取り上げたところ、一緒にジャケットがくっついてきて泥棒扱いされても困るし、と迷ったあげく意を決して手を伸ばし取り上げると、どでかいダイヤのついた指輪を発見。
 フロアマネージャーがさっそく駆け寄ってきて、よく見つけてくれたと感謝され、外人特有の抱擁が家内含め繰り返される。彼女の旦那より「日本人はやっぱり優しい」とお世辞まじりのお礼。泣きじゃくる彼女が落とした指輪は、おばあちゃんからの形見でお金には代え難いものらしく、しかもミレニアムイブになくすなんて、ということもあって精神的に打たれて落込んでいたとのこと。ほんとによいことをしたもんだ、と料理が美味しく感じた。ふと、そのとき後ろでフロアマネージャーとその旦那の会話が耳に入った。「あの客は何を飲んでいるのだ?」その質問への回答は「シャンパンです」。家内にそのことを話すが、聞き間違いじゃないの?と軽く流され、良い事をしたというだけでいいじゃない、とたしなめられた。もしかしたらを期待していたのである。しかしその5分後、8メートル程度前方からソムリエがシャンパングラス2つとともに シャンパンを持ってくるのが目に入った。期待に胸が高鳴り、まだ、別の客がオーダーしたものかもしれないと気を落ち着けていたが「ビンゴ!」。なんと、先に店を出たその夫婦からのお礼として、グランクリュ(最上級)のめちゃくちゃ高いシャンパンがボトル一本届いたのだ。やってくれるぜ、アメリカンリッチ。高級シャンパンの代名詞としてドンペリが引き合いに出されるが、いまやドンペリも日本の安酒屋で8−9千円で買えるが、ドンペリよりもワインリストでは高かったシャンパンが目の前に。。。一杯8ドルのスパークリングワインを飲んでいた私たちが一本250ドル以上するシャンパンを飲めるのだ。

 その後10時半を過ぎた頃に隣の席に着いた若い米人夫婦はコース料理時間を過ぎ、アラカルトタイムに入ったとこで入店し軽食(ピザとサラダ)をカクテル飲みながら食べており、特に正装しているわけでもなく、おそらく僕らの次ぎか同じ位その店の客では貧乏人のぶるいのカップルで僕らのシャンパンをうらやましそーに見ている。フロアマネージャーがお店側としても非常に助かったと改めて礼を言いに来たので、「今日はカジノで負けたけど、1999年の最後にジャックポットが当った」と軽いジョークを飛ばし、お酒も回り心地よいひとときを過ごしていた。
 メインを食べ終わったころ、となりのカップルの奥さんの方が、僕の吸うマルボロメンソールライトを見て、一本、メンソールをくれないかと聞いてきた。気持ちよくなっている僕はもちろんどんどん吸ってくれ、と。奥さんの方はいつもはメンソールを吸っているそうだが、かわりにキャメルライトでよければ吸ってくれと、タバコの交換を行い、ひょんなことから会話が始まり、シャンパンの裏話をすると、彼らも僕らに親しみを感じてくれ、アルコールも手伝いブロークンイングリッシュの羞恥心もどこかへ吹き飛びデザート食べるの忘れて会話を楽しんだ。夫婦以外で会話をしたのは久しぶりだった。気づくともう11時半で、いよいよカウントダウンが近づいてきた。レストランに特別に設置されたモニターには地元ニュースでベラジオ噴水前周辺を映し出している。後で聞けば、今年は去年よりも警備が厳しかったせいもあり、人出は予想よりも少なかったとのことだが、それでも画面上にはヒトヒトヒトがうじょうじょ、明治神宮の初詣状態になっている。
 会計も済んでいるので(もちろん部屋付け)コロナビールを2本追加で頼んでラッパ飲みをはじめ、従業員も みんな集まってきて酒を片手に仕事などしていない。いよいよカウントダウン。お店のお客、従業員みんなで大声でカウントダウンして2000年を迎え、一斉に「Happy New Year!」とりあえず、目が合えばカンパイ。気持ちよく、 2000年を迎えることができました。

 

7.1月1日(3日目)=カジノ編@

 酔いの回った家内は部屋にもどり、気持ちよくなった私はY2K問題にほのかな期待を持ちつつ、スロットへ。結局、500ドル負ける。そのまま、BJ台へ。どの台も混んでいるし、みんなの掛け金も大きくなっている。シャンパンのよい気分が抜けない私は、最初50ドルベットしていたがまわりの雰囲気に飲まれ100ドルに変更。簡単に500ドル持っていかれ、次ぎの500ドルがなくなる寸前で何とかダブルダウンに成功し1時間半程度遊んでいたところ、テーブルで飲んでいた水割りが効いてきたのか、3連続ダブルダウンに失敗し熱くなって500ドルマーカー追加で、そのまま500ドルベット、親10アップ、14でヒットしバスト。500ドル更に追加しそのまま全部ベットするも親7アップ、16でヒットしバスト。借用書にサインする暇もなく、1000ドルマーカー追加しそのままベット。親4アップ、17でステイ。親9から10引いて19。6連敗し、たったの6ゲームで2600ドルを負けてしまった。酔った勢いで2000ドル追加しそうになったが、となりに座ったおじさんが去年の1月1日に熱くなって10分で2万ドル負けた話しを聞かされ、さすがに止めることに。止めたあと借用書3枚が来るのを待ちサインし、お代りした水割りが来る前に席を離れた。ちなみにその台で遊んでいる人達は平均500ドルでかけている人達ばかり。やはり場違いであったと後で大きく反省する。
 部屋に戻り、負けたことを家内に報告。もちろん過小申告。実は、その時点ではいくらマーカーで借りたか覚えておらず、朝起きてからチップを数えると3100ドル分ある。2000ドル分キャッシャーに追加デポジットしに行って、これまでのマーカー合計額が6000ドルということがわかり、元旦初BJの負け金は3500ドルだったこと判明する。教訓「深酒のあとのカジノは絶対に止めましょう!」

 

8.1月1日(3日目)=アトラクション&ショー

 1月1日の朝を迎えた段階で今回のカジノ予算5000ドルを既に4000ドルも使っている。家内のニューイヤーズイブでのせっかくのご機嫌もまた悪くなってきているので、たまには昼間カジノはやめて他のホテルに遊びに行くことにした。
 それでも食事はフードコンプ狙いなのでホテルでまたワンタンヌードルを食べ(ほんとに美味しい)、家内はチャーハンを頼んだがまずかった。外を歩くのは寒いので外に出なくても行ける隣のラクソーに遊びに行った。「地球の歩き方」には「動く歩道」と地図に書いてあったが、そんなものはなく(ほんとは別のところにあるのかもしれませんが発見できませんでした)、単に裏口従業員出口といった感じの通路を抜けてラクソーのカジノフロアのハズレに出る。カジノの脇を通り一つ上のアトラクションフロアにエスカレーターで上がると、マクドナルドがあるではないか。マックのダブルクオーターパンズ(日本では売っていない、ハンバーグの厚いダブルチーズバーガー)に目がない私としては、さっき食べたワンタンヌードルを後悔した。

 「地球の歩き方」で読んだオベリスクの探索とシアターが目的。シアターの方は待ち時間がかなりあったので、オベリスクだけにした。値段は地球の歩き方に書いてあるより若干高かった(年末年始料金なのか値上げしたのかは不明)。でもこれは絶対にオススメです。八景島シーパラダイスに行って、1000円出してジェットコースターに乗るよりははるかに面白い(比べ方が悪いな。。。)。終った後出口を抜けるとお土産屋というところがやってくれますが。。。。しっかり、買ってしまいました。
 カジノエントランスで記念撮影をして、おのぼりさんになりきったあと、そそくさとマンダレイベイに戻ってきました。カジノの客層的にはやっぱりマンダレイベイの方が一ランク上という気もしたし、家族連れもラクソーは多いです。ひとつに気になったのがカラオケビデオルーム。小さな個室に入り1曲好きな歌を歌い、お好みの背景画像と合わせてVCDを作ってくれる機械がありました。これって日本にもあるのでしょうか?

 ホテルに戻ったあと、軽く仮眠をして手元に残ったチップ1100ドルを元手に性懲りも無くもなくBJをしに行って50ドル−100ドルベットでなんだかんだで500ドルくらい勝って、一旦、部屋に戻り一応セミフォーマル程度に着替えをして夕方タクシーでベラジオに向かいました。ストリップは混んでいたので裏から回りシーザースパレスの向かいのエントランスから入り、18禁のウワサを確かめながら(ご存知の如くここは18歳未満立ち入り禁止のホテルです)、カジノフロアを通って「O」のチケットBOXに向かいました。すでにキャンセル待ちは長蛇の列。予め予約しておいてほんとよかったと思いつつ、チケットピックアップさえも20分以上は待たされました。ちなみにBOOKVEGASの手数料は17ドルでした。
 ベラジオはヨーロッパの雰囲気がただようオトナのカジノという感じです。カクテルガールの服装も他に比べると地味ですが、きれいな人が多いと感じたのは気のせいでしょうか?
 食事は日本食レストランに行きました。寿司バーは満席でしたが、奥のテーブル席の喫煙席が空いているというのですぐ着席できました。鉄板焼きコーナーもあり、日本人客対応の接客係もいるようで家族旅行の団体がすべて日本語で注文していた。アメリカの寿司屋で充実しているのが巻き物関係で、カリフォルニア巻きを筆頭にいろんな巻き物がありますが、前菜で食べた真鯛刺し身のサラダや、マグロの天婦羅なども絶品でした。日本食屋には必ず日本のビールが置いてありますが、クアーズを飲んで節約し二人で80ドルくらいでした。なお、喫煙席からは丁度噴水をみることができるので、噴水ショーの音楽は聴けませんが得した気分。

 食事の後ショーまでの間、キノを軽くやりながら(二人で6ゲーム20ドル)タダ酒を飲んで時間を潰し、いよいよ待ちに待った「O」です。
 席はセクション205のQ列。セクション100番台が一階席通路を挟み下の段、200番台が一階席の上の段。201が舞台に向かって左端の一角、205が右端です。下からA列で上の段の最前列がO列になります。シアターが円形になっているし、傾斜が十分にあるので、私達の席は一番右端でしたが全く問題ありませんでした。逆に全体をよく見れるし、舞台袖も見えるのでよかったです。「O」の内容については言葉にできないほど素晴らしいものです。今更ですがおすすめのショーですし、110ドル払う価値はあります。思わず出口でパンフレットとCDを買ってしまいました。

 終ったあとフォーコーナー側のエントランスから出て写真撮影。身近で見る池(湖)?はほんとにでかかった。ストリップの夜景もきれいでした。しかし既に午前1時。ストリップは大渋滞しており、空車のタクシーなどありゃしない。しょうがなく、歩いてみたものの寒くて寒くてモンテカルロあたりまで歩いてタクシーを掴まえようと思っていた矢先どこかのさびれた駐車場から一台のタクシーが現れ、ゲット。凍死せずホテルまで辿り着くと、マンダレイベイのタクシー乗り場も長蛇の列で、ベラジオでタクシー待ちしたらやっぱり長蛇の列だったのだろうと、あらためてまだまだついてると自分に言い聞かせた次第です。

 

8.1月2日=カジノ編

 1月2日は大全経由予約したG.キャニオンなので翌朝早かったのですが、やはりカジノの魅力には勝てず、今日一日あまりプレーしていないのでやばいと思い、BJ台に。今日はお酒もあまり飲んでいないし、地道に地道にプレーを続け(50−100ドルのベット)、1時間ほどでほんとついていて500ドル近く勝ち、同じピットボスが仕切るルーレット台に行き、1時間ほど遊び300ドルくらい勝ち(50ドルのベット)、最後にスロットに行って100ドル1枚入れて軽く回し50ドル勝ったところで両替し部屋に戻りました。気づけば、1日の朝から1300ドルの勝ち。手元のチップは2400ドル。通算2700ドルの負け越し。

 朝6時半に起きて支度をしていると、シーニック航空から電話があり(日本語)なんとG.キャニオンの空港が雪で滑走路が使えず着陸できないので遊覧しかできないと、遊覧も視界が悪いがどうするか?との質問。キャンセルするといったらどうなるのかと尋ねると、確認するので待ってくれとのあと5分で電話があり、キャンセル料はとらないと。それならば残念ながらと口では言いながらも迷うことなくキャンセル。これで最終日徹底的にカジノができると内心喜んでいる。(もともとG.キャニオンは家内をベガスはカジノだけではないと説得する材料の一つだった)
 食事をする前に家内に渡していた現金がいくら残ってるか聞くと、なんと気づかぬうちにスロットやルーレットで家内も予想以上にお金を使っていること判明(私の負け金額に比べれば偉そうなことは言えないですが)。通算の負け金額は3200ドルに訂正された。

 カフェで朝食を食べた後(パストラミのバーガーを食べたが、味は濃すぎ、量は多すぎ、スターバックのコーヒーが安くたくさん飲めるのだけが取り柄、家内はシーフードが入ったサンドを食べていたが、結構いけたらしい。料金は二人でチップ込み30ドルくらい)、カジノホストのオフィスを訪ねた。もちろん、これまでの実績を確認させるためだ。場所はキャッシャーの左横にある。ここのオフィスは非常にこじんまりとしていて、ホスト席は2つしかない。片方には白髪交じりの50歳代くらいのおじさん、片方は30代後半のエリートっぽい人。先に、後者の方の客が交渉を終り席をたった。内心ほっとした。50代のベテランホストよりは若手の方が交渉はしやすいと判断した。へたくそな英語を使い実績をチェックしてくれといい、表情は落ち着いてる振りをしようと努力しながら内心ちょー緊張している。彼がコンピューター画面とにらめっこしながら、実績をチェックしている。時折フロアに電話を入れている。
 お世辞まじりに彼は「すばらしいプレーヤーですね」と言いながらも、「こちらへはよく来るんですか?」との質問。なかなか遠くて来れないが、以前日本にいた頃はたまに来ていたとはったりをかます(実際は10年間で3度目)。今回はホテルがなかなかとれないと聞いていたもので、旅行代理店経由で高いお金を前払させられたことを軽くコンプレインしつつ、家内が初めてのラスベガスだったが非常にホテルの雰囲気が気に入ってまた来たいと言っていると、こちらもお世辞で返す。結局、彼からは3泊分の前金はどうしようもできないが、滞在中の食事(飲み物含め)をすべてただにするとの回答。そうあのミレニアムイブの二人で500ドルの食事もタダだ。そのあと、日本人担当のマーケティングダイレクターを紹介するので、今後は彼女と相談してくれれば次回からのアレンジはすると。遅番のため家で休んでいた彼女をなんとか電話で掴まえてくれ、午後4時に彼女と会うことになった。部屋に戻って家内にその旨報告するが、なかなか信じてくれない。
 そのあとすぐにカジノに戻りBJ台に座り500ドルチップを25ドルチップに交換し、50ドルで打ち続ける。もう午前9時半頃だが結構冷え込んでおり、厚手のシャツを一枚着ていたが寒くて仕方がない。ただし、頭はよくさえる。テーブルには私以外にもう一人いたが、途中で引き上げたあとは1:1の勝負になった。10ドルミニマムの台で50ドルで賭けているとなかなか人が席につこうとしない。これがかえって私にはよかった。時折100ドルー150ドルに掛け金を上乗せしながら、プレーを続け、温かい紅茶を飲み自分のペースでたんたんとベーシックストラテジー通りにヒット/ステイを繰り返す。個人的には原則3連敗したときは100ドル掛けをすることにしている。仮に100ドルで勝ったとしても次ぎはすぐに50ドルに戻す。その場合に限って勝てる場合が多いが 100ドルを続けておけばと後悔はしない。100ドルかけて負けた場合はまた100ドルを2回は続ける。しかし、今日はほんとについていた。めったに4連敗がなかったし、50ドルでの3連敗の後に100ドルのダブルダウンで勝つなど、1時間で今日も500ドル勝っていた。ディーラーが動作のとろい中国人のお姉ちゃん(おそらく見習いだろう)に変ったところで、ペースが崩れいらいらする。ディーラーが中国人ということでお上りさんぽい中国人の客が中国語でディーラーに話しかけながら席についた。非常にとろい。4−5ゲームくらいで、一度サレンダーと宣言したのがきちんと通っておらず、もめそーになったのをきっかけに席を離れた。800ドルくらい 勝っていた。

 家内がルーレットをやりたいというので、ちょうど昨日勝たせてくれたディーラーがいたのでそこに座った。500ドルチップを5ドルチップに交換し、いつものごとく一点狙い。今日はラッキー7の固めがけ。なかなか出ない。家内は好調にチップを増やしている。500ドルがなくなりかけたときディーラーが変った。だいたい1台を一日時間内二人で交互に担当しているようで、どちらのディーラーにも顔を覚えられている。もちろんピットボスにも。今日は何番を狙っているのかと交替際に新しいディーラーが確認した。もちろんもう一人のディーラーの答えは「7」。ラスベガスのディーラーは無意識に玉を回しているとはいうが、なんと交替した瞬間に「7」が出たのだ。なくなりかけたチップを取り返してからは、狙っている目の逆目の一点張りがちょくちょく当って気づくと勝ち分は1000ドルを超えていた。賭け方はあくまで一点狙いの4ヶ所均等掛け。50ドルがけから75ドルがけに変え、1000ドル勝った辺りから100ドル掛けに変え、もちろんチップの減るスピードも速くなるが、勝ち分がほとんどなくなりかけたとき、狙っていた数字をゲット。1600ドル。なんと幸運にも当った場合そのチップを回収せず賭けっぱなしにいつもしているが、またもや同じ数字。また1600ドル。100ドルのチップをはずんで一旦休憩。
 気づくと家内もそこそこ勝っていて機嫌がよい。本来今日はG.キャニオンが中止になったので他のホテル巡りをする予定だったが、ひさびさに勝っているので旦那のカジノ遊びに理解を示してくれている。ここで一旦清算。なんと手元のチップで4000ドルの借金を返してもまだ1100ドルほど残っている。ということはスロット分合わせてほぼチャラまで復活。

 既に2時半頃だったので、今日もまたヌードルショップに行くことにした。どうせ食事はタダなんだからと思ってもなかなか昼間からは大食いできない。でも今日は飲み物はと聞かれビールを頼むことにした。こうも毎日同じ店に行っていると、ウエイトレスのチャイニーズのおばちゃんに顔を覚えられたのか、いつもより愛想がよい。チップは必ず15%以上は置いてるのが効いたのかもしれない。食事は焼き豚を甘辛く味付けたものをライスに乗せ、回りをちんげん采で囲っているものを頼んだ。久々のライスだったし、味付けも日本人向きで結構いけた。

 

9.1月2日=食事編

 食事のあと、キャッシャーに行って残った借金すべての返済をチップですませた。手元の現金がほぼ底をついていたので残った1100ドルチップの内、500ドルチップは現金に換えた。もちろんスロットマシーン用である。ドラッグストアでタバコを買ったあと、そろそろ4時なのでカジノホストオフィスに出向いた。まだ日本人担当の人とやらは来ていなかったようだが、4時きっかりにオフィスに入ってきた。部屋に日本人は私だけだし、すぐに私のことだとわかり軽く挨拶をする。今回の旅行が代理店手配のためホテル料金は何もすることができないので何かしてあげたいのだが、と非常に好意的であった。大晦日、元旦のベッドミドラーのショーなどのチケットも彼女はVIP用のが余っていたらしく、早く言ってくれればタダでくれたのにと(ホントかウソかわからんが)残念な話しが続く。ラスベガス唯一のミュージカル「シカゴ」はどうかと聞かれたので家内が英語がよくわからないからだめだろうと言うと、ヘッドフォーンで同時通訳があるとのこと(この話しは初耳でした)。それではとお願いし、問い合わせてもらったが1月2日はダーク(休演日)。ハウス オブ ブルースにも確認してくれたが結局元旦公演のあとの休演。結局、何も追加でもらうことはできなかった。彼女が最後に残した言葉は「あとはカジノで儲けて帰って下さい」明日はチェックアウトの客が多いのでVIPラウンジでチェックアウトできるようにしておくし、空港までは送ってくれるとのこと。次回はすべて彼女がセットアップするので連絡して欲しいと言われ別れた。彼女とはもちろん日本語の会話なので、やっぱり私の聞き間違いではなかった。食事がタダなのは。それしてもチェックインした直後に彼女を紹介してもらっておけばよかったと後悔する。
 いったん部屋に戻り、やっぱり食事がタダであることを家内に伝えカジュアルフォーマルに着替えた上で、カジノに繰り出す。丁度、ここまで収支トントン。食事がタダだから今やめれば実際には負けはない。部屋のテレビで勘定のチェックをするが、請求はすでに調整され食事代はチップ分のみとなっている。年始の挨拶にかけた電話代とランドリー代がかなりかかっているが、食事代に比べればたいした金額ではない。しかし、今回のベガスの目標はあくまで5000ドル。ホテル代と航空券代を浮かすこと。それにフードコンプ獲得したらすぐにゲームをしないというのも次回に影響があるかもしれないと思い、いやがる家内を説き伏せカジノに出掛けた。

 まずはやはりBJ。50ドルがけで地道に続ける。1時間ほどして300ドルくらい浮いていたのでやめる。家内は25セントのスロットで遊んでいたようだ。20ドル程度勝っては台を移動しながら少しづつ浮かせ、100ドル近く勝っているようだった。そのあと1ドルスロットで100ドル注ぎ込み100ドル増えたところで、無駄なジャックポット狙いはあきらめ両替。これでようやく二人で500ドルの浮き。
 お腹も空いたので食事をすることにした。タダ飯である。ワインセラーが有名なAUREOLEに行く。日本人とわかるやウエイターが日本語のできるという人に交替するが、逆に何を言っているのかわからない。Would you like water?を直訳したのか「あなたはお水が好きですか」と聞かれ困惑してしまった。それにしてもウワサでは聞いていたがワインセラーは見ごたえがあった。大晦日のイタリアレストランでもそうだったがいつもあまり場所的によい席に案内されない。やはりチップを渡さなければいけないのでしょうか?ワインリストを頼み悩んだあげく(タダと聞きつつもあまり高いもの頼んでコンプの限度を超えていると後から言われるも何だし。。。)ブーヴクリコの83年ロゼのシャンパンを頼むことにした。250ドル。シャンパンだけで1ページ半くらいあるリストで赤白入れるとかなりの厚さであり、相当な種類のワインをそろえているようです。コースメニューは肉、魚両方のフルコースが90ドル。前菜、メインから一品づつ選ぶコースが55ドル。ただしものによっては追加料金。もちろん追加料金55ドルを払って前菜はキャビアにしました(なにせタダですから)。メインにはロブスター。家内はスモークサーモンとフィレ肉にしたようです。ロブスターはいまいちでしたがキャビアはかなり美味しかったです(普段あまり食べたことがないので美味しいキャビアかどうかの区別はつかないですが。。。)。デザートには10種類のシャーベットを三角形の容器に詰め合わせたもの。一つ一つはたこ焼大で小さいのでいろんな味が楽しめてよかったです。ダブルのエスプレッソを最後に飲んで、二人で430ドルくらい。チップをはずんで500ドル。とはいえ、チップの70ドルがほんとの食事代。フードコンプといってもチップ代は支払わなくてはいけません。

 

10.1月3日(最終日)=カジノ編

 1月2日も夜11時を回ってます。チェックアウトまであと8時間程度。徹夜を覚悟のカジノ三昧を決めた私たち夫婦はとりあえず、性懲りも無くホイールオブフォーチュンの1ドルマシーンへ。二人で100ドルづつ負けて、やっぱり億万長者への道のりは険しいと再認識しながら、いつものルーレット台へ。ここまでの収支は300ドルのプラス。これからの話しは信じられないようなホントの話しです。ルーレットを3時間ほど遊び家内は今回はじめて自分の力でブラックチップ2枚ゲットし、荷造りのため部屋に戻ったころ私の手元にはこれまでの方法を一貫してプレーした結果なんと20枚一山100ドルが10山の他にイエローチップが2枚残ってました。そうです2500ドル勝っているのです。20ドルの5ヶ所掛けをひたすら続け、時折、欲を出して1−3点張りを2ヶ所程度追加で20−30ドル掛けているうちに、連続して当りが飛び込み2−300ドル減っては800ドル程度増え、2回ほど1600ドルを当ててイッキに2500ドルの勝ちになっていたのです。

 3時をすぎたあたりに今回のカジノではじめて日本人カップルが同じテーブルについてきました。彼らは私が日本人であることに気づいておらず(もともと日本人的な容姿でないことは認めます)、彼女の方は「この人にのってみよう」などと私が日本語がわからないと思って話しているかと思えば、ベットする際に手がぶつかって「SORRY」とか言われるし、それでも、結局私も日本人であることを明かさずにいましたが、気づくと彼氏の方は早々とチップがなくなり退散し、彼女の方も頑張ってはいましたが、チップがなくなりどこかに消えていきました。たまに当ると二人でキスしあって喜んだりとアメリカというのは気持ちを大胆にさせる国であることを実感しながらも、私はもくもくとプレーを続けたのが好結果を導いたのでしょう。
 かなり人も空いてきてBJをディーラーと1:1でやっていると4時頃、日本人らしき若い男性が席についてきて(とにかく中国人が多いので日本人との判別が難しい)、日本人らしい英語をディーラーに話していたのでそろそろ慣れない英語の会話にも疲れていたのでこちらから日本語で話しかけると、彼もチェックアウトが近いらしくぎりぎりまで負け分を取り返そうと最後の勝負を挑んでいたようでした。25ドルのダブルハンドでプレーしてましたが、カードの提示もなくプレーをチェックしてもらっていなかったようなので、僕が紹介された女性を紹介してあげてほんとであればそれだけ遊べばバフェくらいはタダになること教えてあげると非常に悔しがっておりました。日本人のほとんどがコンプというシステムをよく理解していないのでもったいないことをしていると思います。そういう私も今回の旅行前にいろいろなHPで勉強してはじめて知ったのですが。

 

11.1月3日=チェックアウト編

 7時を回ったころに家内が心配して迎えに来たので(せっかくの勝ち分を吐き出して、熱くなってぼろぼろになっていないかを確かめるため)、部屋に戻ることにし、会話しながらのBJだったので途中から25ドルベットにかえてベーシックストラテジー通り続け、ベット金額も一切変えずだったので結局最後の2時間で200ドルくらい負けて手元のグリーンチップ(25ドル)がなくなったところでやめました。
 さて、荷造りを終え着替えを済ませキャッシャーに行ってフロントマネーのデポジットを戻してもらい手元のチップを両替すると合計で手元には15800ドル。スロットのポイントのキャッシュバックを受けると110ドル(クラブカウンターでキャッシャーでの交換証をもらえる)。3.75ドル1ポイントで4000ポイント以上ですから15000ドルはヒットしていたようです。結局、今回のカジノ収支は食事代で約1200ドルの浮きに加えカジノで3500ドル以上勝ってますので5000ドル程度の浮きということになりました。
 VIPラウンジに行ってチェックアウトをすると昨日の夕食代が請求されており、一瞬冷っとするもののフードはオールコンプのはずと主張するが、一度高額の食事をコンプしているのでホストのチェックが必要だという。ホストは誰だといわれ名刺を出すとコンタクトを試みていたようだが、ホテル代が前払であることに気づき、それなら問題ないと全額コンプになった。1泊600ドルも出しているんだから600ドル以内の食事なら当然コンプの範囲だろうとは内心思いながらもドキドキしていたのは隠せない事実です。そのときは舞い上がっていたので忘れてましたが、あとで気づいたのですが、1月2日の1泊分も請求されてませんでした。そのあと空港までの送迎をお願いすると簡単に引受けてくれ、地下のバレットパーキングに行けといわれるが勝手がよくわからない。いろいろ人に聞いてようやく指定の場所に辿り着き、あれだと指差されたのは夢にまで見たロングリムジン。ロングリムを使う人間が自分で荷物を運んでいるのが恥ずかしいが、空港まではリムジンで送ってくれた。荷物を車まで(ほんの10メートル程度)運んでくれたポーターに5ドル渡し、運転手に10ドルチップを渡したので、結局タクシーを使うのと同じ程度の料金だが気分はもう最高。そんなわけで、今回の旅行は現地の滞在費がまるまるタダになった最高の成果をあげることができました。

 ちなみに75ドル平均でベットしたとしてBJ/ルーレットのプレー時間合計4泊で36時間ということは、合計10万ドル以上はかけてますのでスロットで負けた分を除くとテーブルで5000ドル勝っており、トータルベットの5%勝てたという結果です。ほんとに最後はついてました。

 

12.1月4日=帰国編

 サンフランシスコ経由バンクーバーに戻り、日本食が恋しくなりホテルにチェックイン後寿司屋に直行。翌朝、お土産を買わなくてはいけないので早めに空港に行くと、2階席をエコノミーに解放するということで、2階席にシートアサインしてくれ食事等のサービスはエコノミーであるものの太平洋線をビジネスクラスのシートに座れるのはとっても心地よい。ひたすら青空が続く飛行機の窓の外を眺めながら、やっぱり旅行は個人旅行に限るし、また、ラスベガスに来るぞと心に誓った。

最後までこの長文を読んでくださった方々ありがとう。また、フラットさんの旅行記でフロントマネーのことを知ったのは大変参考になりました。

P.S.次回4月29日−5月5日までベガス行き決定しました。ホスト経由予約した結果、ミニスイート6泊コンプ、食事コンプ、コンサート招待、VIPラウンジチェックイン/アウト、リムジン空港送迎、という条件が出されました。但し、1万5千ドルフロントマネー条件。

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