マルさんのラスベガス旅行記その2
(2003年1月10日〜1月15日)

【3度目の訪問】
 前回の訪問(2001年3月)から2年近くが経っても中年になって覚えた味はなかなか忘れられず(笑)、LVに恋焦がれる毎日が続いていました。
 前回の旅行記でお話したとおり、この私、ある職場から別の職場に2年間出向しておりまして、この間に2回ほどLV旅行に行ったわけですが、2年前の春に元の職場に戻ってからというもの長丁場の仕事が続けて入り、普段の休日すら取れる状況ではありませんでした。ましてや“連続休暇を取って海外旅行に行くなどとんでもない”という雰囲気だったのです。 そのことは出向先から帰るときにある程度覚悟はしており、「今度LVに行けるのは、勤続30年旅行の時だなぁ。」と自分自身に言い聞かせていたわけです。
 ところがです。な、なんと、元の職場に復帰した年の秋に「勤続20年で、記念旅行には助成金が出ます。」という話が! と言うことはLVに行けってことか!?他の助成金も併用すれば10万円! これだけあれば航空運賃とホテル代に充当できる、しかも勤続20年旅行という名目もあるではないかと密かに思っていたわけですが、何せ仕事の方が・・・。そうこうしているうちに1年が経ち、仕事にも目途が立ち始めた昨年秋頃、やっと具体的な旅行の準備を始めることができるようになりました。かねてから上司には、「勤続20年旅行はラスベガスに行こうと考えています。」等とアピール?しており、そちらの準備も抜かりはありません。今の上司は、サンフランシスコで2年間勤務していたこともあり、私の旅行計画に対し、「おぉ、行って来い。何かあったら直ぐに連絡しろ。俺が飛んでいくからな。」等と言って理解を示してくれました。
 航空券、ホテル等の手配も順調に済ませ、旅行計画書にこの上司の意見を書いてもらい、最終的にトップの決裁に上げたのは昨年12月初め頃になっていました。3回目となるLVへの訪問ですが、仕事の都合や航空運賃等と考えて、年明けの3連休を挟んだ
 平成15年1月10日(金)から1月15日(水)までの6日間
 となりました。

【初の個人手配】
 過去2回のLV訪問で飛行機の乗り継ぎ等も概ね分かっていたことから、今回、初めて個人手配に挑戦しました。もちろん英会話はほとんどできず、単語の羅列で勝負です。
 LVへのツアーはほとんどがフリータイム型で、ツアー係員にお任せするのは乗り継ぎ案内、空港・ホテル間の送迎くらいなもの(トラブル発生時の対応等という安心感もありますが)ですから、思い切って個人手配に挑戦することにしたわけです。
<航空券>
 航空券は、JALの前売り悟空をホームページから予約。
   KIXからLAX経由、LASまでの往復で6万9,000円+空港税
   合計8万200円
でした。LAX・LAS間は、アメリカン航空(AA)による共同運行便です。
 ホームページから座席指定もできるので、あわよくば“4人席を一人占めで”と中央4人席の通路側を指定することに。が、予約時点で既に空席が少なくなっており、当日はほぼ満席状態でした。
<ホテル>
 英会話がほとんどできない私は、キャンセルする場合を考えて、電話やFAXではなくホームページからキャンセルできるMGM系のホテルから選ぶことに。しかし、この時期、どこもホテル代が高騰しているではありませんか。特に、1月9、10日あたりは既にSOLD OUTになっているところも。調べたところ、ちょうどこの時期に国際チェス大会が開催される予定になっており、10数万人規模とのこと。とりあえずNY・NYに予約を入れ、キャンセルポリシーにある48時間前まで他のホテルの料金動向を見ることにしました。NY・NYのホームページから予約を入れたところ、1時間もしないうちにメールで予約確認書が送られてきました。
 ちなみにNY・NYの料金は、
  1月10日〜1月14日 4泊 640ドル(グレード:ブロードウェイデラックス)
でした。
 NY・NYに予約を入れたのは11月中旬頃でしたが、MGM系以外のラクソーやモンテカルロあたりは、まだ4泊400ドル台で、ボードウォークなら250〜300ドル位で空室があり、さらに安くなることを期待して直前まで様子を見ることにしたのです。しかし、直前まで粘っていたところ、ほとんどのホテルがSOLD OUTになってしまい、最終的にNY・NYへ落ち着くことになりました。
<レンタカー>
 初めての個人手配にしてレンタカーも借りることに。今回の旅行の目的のひとつに以前から抱いていた“ルート66”を走りたいという夢を実現することがあったのです。
 レンタカー会社は、緊急時にも日本語で対応してくれるというハーツにしました。(多くのホテルにデスクを置くダラーは、交通事故の場合のみ対応するとのこと。)ハーツの日本語ホームページから、レンタル期間  1月10日〜1月13日(3日間+1時間) 車種 IFAR(4WD、フォード・エスケープクラス)
で予約を入れたところ、JALのマイレージバンク10%割引でLDW、税金等込みの料金が3日間 256ドルでした。ガス代先払い制度を除き、LISやPAI&PECの保険はフルカバーとし、チェックアウト当日に空港営業所で簡単に申し込みができるようにスピーディーレンタルフォームをプリントアウトして持参することにしました。これでレンタカー料金は、合計300ドル余り。

【フライト】
 KIXのJALカウンターでチェックインをしたところ、「どうもLAX・LAS間が発券できないようなのでLAXで再度チェックインをお願いします。」とのこと。
 念のためにカウンターのお姉さんに「LAXのAAチェックインカウンターは、ターミナル3でよかったですよね。」と確認したところ、何やらマニュアルのようなものを取り出し、「AAのカウンターは、ターミナル4です。」との返事。
 確か、LAXのホームぺージでは、“ターミナル3”に、AAのホームページでは、
  LAX→LASの出発は、ターミナル3
  LAS→LAXの到着は、ターミナル4
になっていたはずなのにと思いながらもLAXでの乗り継ぎ時間が4時間近くあったことから、LAX到着後に再度確認することにしました。(結局、LAX・LAS間のフライトですが、AAのホームページにあったとおり、LAX発は、“ターミナル3”、LAX着は、“ターミナル4”でした。)
 往路・復路ともにON TIMEのフライトで、私が最も心配していたディレイもありませんでした。
 アメリカの空港の状況ですが、テロ事件後、警備が強化され、さらに、昨年12月31日からは爆発物検査も強化されていると聞いていたので早めのチェックイン等を心掛けました。
 確かに前回とは違い、
  LAXのターミナル3では、出発階の入り口付近で手荷物検査
  LASでは、チェックイン後に預け荷物をカウンター前に設置した機械で検査
  LAXのJALカウンター前に設置した機械で預け荷物の検査
を行なっており、行列ができていました。しかし、待ち時間は長くて10〜20分程度だったと思います。
 相変わらずLAXのトムブラッドレイターミナルは入国審査が混雑しており、預け荷物のリチェックインが終了するまで小1時間を要しました。
 イミグレでは、「ビジネスか。」と聞かれただけで、お決まりの「サイトシーイング」と答えてすんなりOK。預け荷物のリチェックインカウンター前には係員がいて、タグを確認しながら客の振り分けをしていました。
 帰国時、LASのAAカウンターでチェックインをしたのですが、カウンター内のおばさんに「荷物は大阪までスルーですか。」と聞いたところ、「イエス」の返事。LAX・KIX間のボーディングパスも発券してくれたのですが、このボーディングパスに出国カードがホッチキスで留められていたことから、念のために再度LAXのJALカウンターでチェックインをしました。そのときのことですが、チェックインの順番待ちをしていたところ、預け荷物の検査をしているTSA(と思うのですが)の黒人職員から、「荷物はないのか。」という質問が。私が「イエス」と答えたところ、不思議そうな顔をしながらもそれ以上は聞かずその場は終りました。しかし、その後しばらくして納得いかなかったのか再び私のところにやってきて、「本当に荷物はないのか。」と聞いてきたのです。私が、「ラスベガスからのフライトで、これはコネクティングだ。」という説明をしたところ、私の言っていることが通じたのか、突然笑い出し、私にハイタッチを求めてきました。なんと陽気な職員なんだろうと私まで可笑しくなりました。
 帰国便のJAL69便は、半分以下と思われる搭乗率。帰りも中央4人席の通路側を指定していたのですが、出発間際になっても横の3席は埋まりません。
密かに誰も来るなと祈っていたところ、「ドアを自動に切り替えてください。」との機内アナウンスが。
 やった!これで爆睡体勢が確定です。
 しかし、離陸後、シートベルト着用のランプが消えたところで、中年の“おばはん”が何処からか現れ、反対通路側の席に座ったかと思うと、今度は3席分の肘掛を上げて横になるではありませんか。「何だ、このあつかましい“くそばばぁ”は。」(失礼!)と思っていたところ、しばらくしてアテンダントがやって来て、その“おばはん”に「元の席は何処ですか。」と聞いていました。しかし、日本語が分からなかったらしく今度は英語で尋ねていたので日本人ではなかったのでしょう。いずれにしても遠慮知らずのこのあつかましい“おばはん”に腹が立った私は、寝ているところを足で突付いて叩き起こし、4席中央部の肘掛をこれ見よがしに下ろして2席分を確保したのであります。
 それから、昨年12月31日から爆発物検査が強化されることになり、アメリカのTSAから“預け荷物を開披して検査することもあるので鍵をしないように”という通知があったようですが、私の場合は、いずれもスーツケースに鍵をしていました。往路のフライトは問題なかったのですが、復路のフライトでは、KIX到着後、バゲッジクレームに出てきた私のスーツケースにはテープがしっかりと巻きつけられていました。帰宅後に確認したところ、スーツケースをこじ開けた跡があり、鍵も壊れてしまっていました。無くなっている物はありませんでしたが・・・。

【レンタカーデビュー】
<チェックアウト>
 LAS到着後、ハーツのシャトルバスで空港営業所へ。予め予約していたのでターミナル内にあるカウンターには寄らずそのままシャトルバスに乗り込みました。客は私一人でシャトルバスは出発し、5分ほどで空港営業所に到着しました。
 空港営業所のカウンターでは、国際免許、日本の免許、クレジットカードの他、各保険の加入希望を書いたスピーディーレンタルフォームを提出し、契約書に署名。その後、係員から車のキーを受け取り、車の駐車場所を教えてもらいあっさりとチェックアウトの手続きは終了。
 車は、“トヨタ RAV4”でチェックアウト時の走行距離は、5,144マイルでした。まだ新しい車でしたがここで問題が。車には「ノースモーキング」のシールが貼ってあるではありませんか。
 再びカウンターに戻り、「車内でタバコは吸えるのか。」と聞いたところ、「吸えるよ。」という返事。「ノースモーキングのシールが貼ってあるけど。」と再度確認したところ、「問題ないよ。」という返事を聞き、安心して営業所を出発しました。
 あるドライブの本では、「ストリップへ行くには、各レンタカー営業所を出発後、トンネルを利用した方が分かりやすい。」等と書いてありましたが、そのまま案内表示に従いトロピカーナアベニューに出てストリップに向かった方が分かりやすく早いと思います。
 また、私にとっては初めての左ハンドル・右側通行で、最初のうちは右左折時やウインカーを出したつもりがいきなりワイパーが動き出すなど戸惑うこともありましたが、慣れてくると快適なドライブができるようになりました。特に、郊外はほとんど信号がなく、車にはオートクルーズが付いているのでそれをセットすれば運転が非常に楽です。私は運転をしながらビデオ撮影をしてしまいました。(危険ですからやめましょう)
<チェックイン>
 レンタカーのチェックインは、万が一の場合を考えて帰国当日である1月14日早朝よりも前日の夕方にしておき、帰国当日はホテルからタクシーで空港へ向かうことにしました。後ほどお話しますが、これが正解となったのです。
 チェックインは、車で営業所まで行くとハンディーコンピューターを持った係員が待っており、そこで走行距離等の確認を行い、打ち出したレシートを受け取って終了です。
 チェックイン時の走行距離は、5,696マイルになっており、3日間の総走行距離は、552マイル(約883km)でした。また、受け取ったレシートを確認するとレンタル料金は、311.85ドルになっていました。レンタカーを返却した後は、シャトルバスに乗って空港へ。運転手から、「どこのエアラインだ。」と聞かれ、「ホテルに帰る。」と返事をしたところ、「じゃあ、タクシーか。」と言って空港ターミナルまで乗せてもらいました。空港ターミナルからはタクシーではなく、ベル・トランス社のシャトルバスを利用して“アラジン”まで行くことにしました。料金は、4.5ドルで満席状態。荷物のない私は助手席に乗ることに。シャトルバスには、“オーリンズ”、“アラジン”、“バリーズ”、“パリス”に向かう客が乗っており、“オーリンズ”経由で無事“アラジン”に到着しました。
<給油>
 レンタル期間中の給油は3回。そのうち2回は、トロピカーナアベニューとメリーランドパークウェイの交差点にあるテキサコで、あとの1回は、“ルート66”のセリグマンにあるスタンドで給油しました。
 初めての給油時に、ポンプの機械がクレジットカードを読み取らず、スタンドに併設しているコンビニでデポジットすることに。(以後の給油はすべて現金)給油量等が分からなかったので40ドルをレジの店員に渡し、予め勉強していた“給油の方法”に従って、ポンプナンバー、ガソリンの種類、満タンにすることを告げてセルフによる給油。終わると再びレジに行き、給油が終わったことを店員に伝えるとガソリン代金を差し引いたお金を返してくれます。このときの代金は、確か8〜9ドル位で「なんだ、こんなものか。40ドルも必要なかったな。」と思いましたが、以後の給油の目安となり、スムーズに給油することができるようになりました。

【ホテル】
<チェックイン>
 NY・NYのチェックインは、空港ターミナル内にあるMGMのカウンターで。Dゲートからのトラムを降りて直ぐのエレベーターをバゲッジクレームエリアに降りると左側にあります。メールで届いた予約確認書をプリントアウトして持参し、パスポート、クレジットカードとともに提出すれば直ぐにチェックインの手続きは終了です。このとき、「スモーキングかノースモーキングか。」と「ツーベッドルームかワンベッドルームか。」を聞かれました。私は、「スモーキング&ワンベッドルーム」を希望し、ついでに「ウィズ ストリップビュー」を告げたところ、コンピューターを叩いていたお兄さんが、「あいにくワンベッドルーム・ストリップビューの空き部屋がない。ツーベッドルームならある。」とのこと。「ツーベッドルームでいい。」と言うと直ぐにルームキーを発行してくれました。
 私の部屋は、ニューヨーカータワーの最上階(と言っても17階ですが)で、MGM正面の部屋になりました。ストリップビューと言っても、少し奥まって建っているためか北側は“ポロタワー”、南側は“トロピカーナ”とマッカラン空港が見える程度でした。
<部屋>
 部屋の広さは、これまで泊まったホテルと比べ、ラクソーのタワーよりも広くマンダレイベイよりもやや狭いといった感じでした。これまで利用したホテルにはなかったインルームセーフもあり、自分で4桁の数字を設定するようになっていました。バスタブは浅め、バスタブとシャワーが一緒になっており、トイレとはカーテンではなくガラスの引き戸で仕切られています。
 隣の部屋の会話やテレビの音が聞こえるところが少々気になりましたが、ツーベッドといっても一つのベッドが大きく、部屋も一人には十分過ぎる広さで、べつにブロードウェイデラックスでなくてもよかったかなと思ったくらいです。
<駐車場>
 今回初めてレンタカーを利用してホテルに入るため、駐車場は大丈夫かなと少々心配していましたが、レンタカーをチェックアウト後、トロピカーナアベニューを西進、ニューフォーコーナーを過ぎてからは表示に従ってNY・NYのセルフパーキングに入りました。駐車場所は、レベル3の南側連絡通路付近が定位置となりました。駐車場のレベル3に客室棟への連絡通路があり、この連絡通路を通ってエレベーターを降りれば近くにレジストレーションがあり、目の前はカジノになっています。フリーウェイ15号に乗るのであればトロピカーナアベニュー側へ、その他の方面へ行くのであればストリップ側へ出ればよく非常に便利でした。駐車場内は、自転車に乗ったセキュリティーが巡回しており、スカイアイも付いています。
<チェックアウト>
 1月14日の帰国当日は、8時13分発のAA1041便でしたので、余裕をもって6時頃にホテルをチェックアウトしました。カウンターにはお姉さんが一人いるだけで、他にチェックアウトする客もいませんでした。「チェックアウトをお願いします。」と言うと、「部屋番号を言ってください。」とのこと。私が部屋番号を告げるとお姉さんは私の名前を確認してそれで終わり。クレジットカードの呈示や書類にサインをする必要もなく、レシートを受け取り、書いてある内容を確認してすんなりとチェックアウトは終了です。
 チェックアウト後、タクシーで空港へ向かいましたが、早朝でもホテル入り口にはドアマンがおり、タクシーも待機していました。利用するエアライン名を告げ、空港までの料金は11ドル弱。スーツケースの積み下ろしもやってくれたのでお礼の意味を込めて15ドルを渡すと「チェンジするのか。」と聞くので、「ノー。」と答えると大変感謝していました。

【ドライブ】
<レッドロックキャニオン>
 LV到着の翌日、1月11日にレッドロックキャニオンまでドライブに行ってきました。当初の予定では、午前中にレッドロックキャニオンへ行き、午後から“ファッションアウトレット”まで買い物に行く予定でしたが、前日のフライトで寝ていなかったことと到着日も午前3時頃までカジノを徘徊?していたために、今回も目が覚めたのが午後12時過ぎ。
 急いでカジノフロアにある“アメリカ”で朝食兼昼食を済ませ、レッドロックキャニオンに向かいました。トロピカーナアベニューから15号に乗り、チャールストンブルバードで降りて左折、そのままチャールストンブルバードを西進すると30〜40分でレッドロックキャニオンへ入る道路が見えてきます。レッドロックキャニオンへ向かう途中にはきれいな町並みが続き、“ターゲット”というスーパーに寄り道もしました。まだ、西方(レッドロックキャニオン側)に開発が進んでいるようです。この辺りの治安の状況はよく分かりませんが、このとき約2,600万ドルになっていた“メガバックス”でジャックポットを出せば、家の一軒や二軒買ってやるぞと心に誓ったのでした。(笑)レッドロックキャニオンへの入り口は看板が立っており、右手に赤い岩山が見えるので直ぐに分かります。入り口で5ドルを支払うとあとは一方通行のシーニックドライブです。週末ということもあって結構観光客も来ており、途中にある駐車場に車を止め、トレイルを楽しんでいる人もいました。私は、大幅に予定が狂っていたので、前半の赤い岩山を見てからは一気にシーニックドライブを駆け抜け、“ファッションアウトレット”へ向かうことにしました。
<“ルート66”>
 LV3日目、1月12日にかねてからの夢であった“ルート66”のドライブ。8時過ぎにホテルを出発し、給油を済ませてからトロピカーナアベニューを東進。93号に乗ってひたすらキングマンを目指しました。途中のフーバーダムでは、2000年7月に行ったときにはなかったポリスチェック(検問所)がネバダ州側、アリゾナ州側にそれぞれあり、通行車両のチェックをしていました。これもテロ事件の影響でしょうか。バス、大型トラックは通行できなくなっていました。私は往復ともに検査を受けることはありませんでした。検査を受けていた車両は、荷物を積んだワンボックスカーや小型トラックが多かったように思います。
 キングマンでフリーウェイ40号に乗り東進。しばらく走って“EXIT53”を降りると、もうそこは“ルート66”です。40号を降りて直ぐに左折し、セリグマンまでの“ルート66”をドライブしました。途中のハックベリーでは、写真で見た“ゼネラルストアー”があったり、平原の中の真っ直ぐな一本道があったりと雄大な風景の中を走ってきました。
 ただ、唯一不安だったのは、車が故障しないかということでした。40号では、目の前を走っていたキャンピングカーがパンクし、破裂したタイヤの破片が飛び散るのを見ており、“ルート66”では、対向する車や人家がほとんどなかったことから、ドライブをしながら「ここでパンクや故障をしたらどうなるんだろう」という不安が頭の中を過ぎりました。しかし、そんな不安を一掃するかのように“RAV4”は軽快に走り続けてくれ、無事、セリグマンに到着しました。
 セリグマンの町は、“ルート66”の両側に数百メートルにわたりモーテルや店が並んでいましたが、ほんとうに昔の寂れた町という感じでした。セリグマンのガススタンドで給油をし、このスタンドに併設された店でコーヒーを飲んでひと休みすることにしました。コーヒー1杯が99セント。自分でカップにコーヒーを入れ、それをレジまで持って行き代金を支払うシステムです。この店にはおばちゃん店員が3人いたのですが、そのうちの一人が、ひと休みして出発する私に、「キヲツケテ」と日本語で声を掛けてくれました。
 セリグマンの町を通り抜け、しばらく走るとフリーウェイ40号へのアクセス道路があります。確か、まだ12時過ぎだったことから、「グランドキャニオンまでそう遠くないので、このまま行ってやろうか」と思ったりもしましたが、前日もほとんど寝ていなかったことから、無理をせずおとなしく引き返すことにしました。フリーウェイ40号へのアクセス道路を表示に従って、“ロサンゼルス”方面へ。ここから再び93号の分岐点があるキングマンまで走り、あとは93号に乗ってLVまで帰るだけです。LVに帰ってきたのが、16時前くらいだったと思います。途中、ほとんど休憩もなく7時間余りをかけて“ルート66”をドライブしてきました。
<その他>
 ドライブというのではありませんが、レンタカーがあったおかげで“ファッションアウトレット”、“ブルバードモール”、“ベルツアウトレット”等へも気軽に行くことができました。早くからこの便利さが分かっていたら、これまでの旅行ももっと行動範囲が広がっていたかもしれません。次回?からはもう絶対にレンタカーで決まりです。

【食事】
 食通でない私は、お腹さえ満たされれば何でもいいわけで・・・。ましてや一人旅ですからファインダイニングに行っても寂しいだけだろうし。若いおねぇちゃんと一緒なら話は別ですが(笑)。ということで、前回と同様にLV滞在中は、昼食抜き。朝食は、3回がNY・NYのレジストレーション横にあるカフェ“アメリカ”で。エンパイア・プレート、ウエスタン・オムレツ等毎回メニューを変えてみました。いずれもコーヒーを付けて10ドル余りでした。3回のうち2回はカウンター席でしたので、コーヒーが少なくなればカウンター内のお兄さんが‘これでもか’というくらい注ぎ足してくれます。
 帰国当日の朝は、マッカラン空港Dゲートのエレベーターを上がったところにあるファーストフード店(名前を忘れました)でエッグサンドとコーヒー。エッグサンドは温かくて美味しかったです。
 夕食は、すべてバフェ。LV到着日は、これまた前回同様、お気に入りのマンダレイベイのバフェへ。少し料金が値上がりしており、税込みで24ドル余りでした。2日目以降は、ミラージュ、アラジン、ラクソーのバフェへ行きました。料金的にはマンダレイベイとアラジン(アラジンの方が少し安い)、ミラージュとラクソーがだいたい同じ料金です。食べ比べた感想ですが、全体的にはアラジンが一番美味しかったかなという感じです。あと、ラクソーは、中華のメニューが増えていたような気がしましたが、他のホテルに比べてメニューが・・・。

【ショッピング】
<ファッションアウトレット>
 レッドロックキャニオンへ行った後に行ってきました。予定が大幅に狂ったためファッションアウトレットに着いたのは17時前になっていました。1時間ほど中を見て回り、“スケッチャーズ”で娘の靴を。“ビタミンワールド”でメラトニンとコラーゲンを購入。“ビタミンワールド”では、店員から「何を探していますか。」と聞かれ、「メラトニンとコラーゲンを探している。」と答えたところ、‘メラトニン’は通じたのですが、‘コラーゲン’は「?」という顔を。何回か言っているうちに分かってもらえたのですが、やはり発音が違うようです。夕方ということもあってか、お客さんは疎らでした。
 買い物を終えて外に出ると辺りは暗くなっていました。フリーウェイ15号をLVに向けて引き返したのですが、闇の中に見えるホテル群のネオンがとてもきれいでした。
<ブルバードモール>
 LV4日目に“ベルツアウトレット”とこのブルバードモールへ行ってきました。メリーランドパークウェイ側の駐車場に車を止めてモールの中に入ったのですが、写真等で見たモールの様子とは違い、単にデパートの中にいるような感じ。「天井がガラス張りになっていて、明るい日差しが…。」というイメージと違うので、店内をうろうろしていたところ、店内奥にそのモールに通じる出入り口がありました。結構いろいろな店が入っていましたが、見て回るだけで買い物はしませんでした。
<ベルツアウトレット>
 ホテルを10時前に出発してベルツへ。レンタカーがあれば、気軽に行けるところがほんとうに便利です。ベルツでは、末娘に“スケッチャーズ”、息子には“アディダス”、私の“クラークス”の靴をそれぞれ購入。“スケッチャーズ”の店では、前々日にファッションアウトレットの店にいた店員が今度はベルツの店にいました。掛持ちでやっているのでしょうか。付け加えておくと、いつも勝手をさせてもらっている妻には、ヴィア・ベラージオのティファニーで‘高価なリング’とコーチのバッグを忘れずに買っています。
<デザートパッセージ>
 レンタカーをチェックインしてから、ベル・トランス社のシャトルバスでアラジンまで帰り、デザートパッセージへ。
 土産物を探していたところ、“ゴディバ”の店を見つけ、「日本には売っていないココアがある」という話を思い出し店内へ。ここにいる店員のおばちゃんがまた面白い人で、私が商品を見ていたところ、「どこから来たの。」と言うので、「日本から来た。」と答えると、英語で書かれた商品の説明書(札)を裏返すと日本語表示になっており、店内にあるすべての説明書を裏返して日本語表示にしてくれました。
<“オーパスワン”>
 以前、LV大全のフォーラムの中でも話題になっていたこの“オーパスワン”。私のような庶民にはちょっと手が出ないワインです。今回、旅行へ行かせてもらったお礼にと上司のお土産にすることに。そこで、“オーパスワン”のホームページからLVで販売しているリカーショップを検索し、位置を記した地図をプリントアウトして持参していました。LVでは6店舗くらいあったように思います。“ルート66”からの帰り、フラミンゴロードにあるその中の一軒の店に立ち寄りました。その店はかなり広く、店内にはたくさんの種類の酒が並んでいました。私が店員に、「オーパスワンはありますか。」と尋ねたところ、「こちらへどうぞ。」と言って私を店の奥へ案内するではありませんか。案内された場所は、ワインセラー。そこには各年の“オーパスワン”がずらりと並んでいました。その中から安いのを3本選んでクレジットカードで支払い。3本で合計536.26ドル(税込み)でした。
 しかし、しかしです。帰国の際にLAXの免税店に立ち寄ったところ1種類だけですが“オーパスワン”が置いてあり、それも私が買ったうちの1本と同じ年のもの。値段もこちらの方が50ドル安いことが分かり少々ショックを受けました。
 帰国して上司に持参したところ、袋から出すなり「おぉ、オプスか。このラベルではないもっと安いやつがあるだろ。俺は向こうから帰るときにそれを木箱で持って帰った。何よりの土産だ。ところで何でオプスを知っているんだ。」等と言って喜んでくれました。知っている人は知っているんだなぁ。オーパスワンを選んで正解でした。
<“シャネルNO22”>
 ある知人から、「アメリカに行くのならシャネルの22番を買ってきて。」との依頼が。こちらにあるシャネルの店で聞いたところ、「22番は日本で売っていません。」とのこと。インターネットで調べても、「ニューヨークとパリでしか売っていない」等という内容があったような。とりあえずベラージオのヴィア・ベラージオにあるシャネルのショップに行き、「22番はありますか。」と聞いたところ、「パフューム?」と言うので、「イエス」と答えたところ、出してくれました。さすが!確か、25mlが90ドルだったと思います。ちなみに、LAXの免税店で同じように「22番はありますか。」と尋ねたところ、「ドメスティック・・・ニューヨーク・・・。」とのこと(英語がよく理解できませんでした)で、少なくともLAXの免税店には置いていないことが分かりました。

【カジノ】
 昼間、レンタカーで走り回っていたのでカジノの徘徊は専ら夜間に。一人で気兼ねなくということでスロット、VPが中心でした。知っているホテルのクラブカードの有効期限はだいたい18ヶ月でしたから、前回の訪問からして既に有効期限は過ぎているはず。それに、マンダレイ系は新しく“ワンクラブカード”になっているというので、LV初日にマンダレイベイのスロットクラブで新しいカードを作りました。私が申し込みをしたところ、「この用紙に名前を書いてください。それからIDも見せて下さい。」と言うので、カウンターのお姉さんにパスポートを渡しました。すると、パソコンを叩いていたお姉さんが「以前カードを持っていましたね。用紙は書かなくていいですよ。」とのこと。直ぐに新しい“ワンクラブカード”を発行してくれました。主戦場のNY・NYでもパスポートを提出すれば直ぐに発行してくれました。帰国して確認したところ、以前作っていたカードとナンバーが同じでした。
 カジノの結果は、前回少々プラスでしたが、今回は貯金をしてきました。1ドルから25セントのスロットやVPを転戦するも惨敗続き。帰国前日の夜に、25セントのスロットで“10×10×BAR”で2,000枚をゲットし、‘なんちゃってハンドペイ’(アテンダントペイ)で500ドルを。続けて別の25セントのスロット(「ファイナルオッファ〜」と言いながら上部の札束に書かれた枚数が合計される台)で1,000枚がヒットし、払い出しをしたところ、これまた‘なんちゃってハンドペイ’で250ドルをゲットしましたが、結局、収支はマイナスでした。
 NY・NYのスロットクラブにあったパンフレットを見たところ、スロット(25セント以上の台?)は15ドルで1ポイント加算、キャッシュバックは10ポイントで1ドルになっていたように思います。最終日にポイントを確認したところ、355ポイントになっており、35ドルのキャッシュバックがあるなと思いスロットクラブへ行くと人がいません。早朝だったのでスロットクラブが閉まっていたのです。未だにコンプの内容がよく分からないのですが、キャッシュバック以外にフードコンプくらいは貰えたのでしょうか。実際の投資額は、千数百ドルくらいでした。
 NY・NYでの調子がよくなかったので、マンダレイベイやラクソーへも出張し、約2,600万ドルになっていた“メガバックス”にも挑戦しましたが・・・。
 主戦場のカジノでスロットをしていたら、背後から「ナニカ ノミモノハ イリマセンカ」という日本語が。振り返ってみると日本人の顔立ちをしたカクテルウェイトレスが立っていました。お決まりのジン&トニックを注文したのですが、「日本人ですか。」と聞いたところ、「韓国です。」と日本語で返事が返ってきました。
 その後、彼女は注文もしていないのにジン&トニックを持ってきてくれるようになり、(「俺を酔わせてどないするっちゅーねん。負けてチップも払えないぞ。」という感じでした)“ルート66”へのドライブの日も出発前に遊んでいたら「ジン&トニックはいらない?」と言うので、「今日はドライブに行く。」と言うとしばらくしてボトルウォーターを持ってきてくれましたが、仕方ないのでまたチップです。
 というわけで、今回はLVに貯金をしてきましたので、次回を楽しみにしておきます。

【その他】
<天候>
 LV初日は曇り、2日目以降はよい天気に恵まれました。気温も昼間は16〜18℃くらい、夜間も少しひんやりするなという感じで、昼間は長袖シャツ、夜間はこの上に薄手のブルゾンで十分でした。夜間にトラムを乗り継いでミラージュまで行きましたが、歩いているとうっすらと汗をかいたくらいです。個人差やその時の天候にもよりますが、持って行っていたセーター等は一度も着ることはありませんでした。
<ハプニング>
 初めての個人手配によるLV旅行で、これといったトラブルもなく無事帰国することができたのですが、ひとつだけハプニングがありました。帰国前日の17時にレンタカーをチェックインするようになっていたので、NY・NYを出発してトロピカーナアベニューを右折、パラダイスロードへ。ドライブの本では、「パラダイスロードでは、中央の車線を走りレンタカーリターンの表示に従って・・・」等と書いてあったのでそのとおりに。本のとおり「レンタカーリターン」の表示があったのですが、その後、ターミナル方面への道と分岐してから右折しなければならないところをそのまま真っ直ぐに行ってしまい、トンネルを潜ってフリーウェイ215号に。そこで右側車線を走っていれば、15号経由で再びストリップに出られるところなのですが、車の流れで車線を変えることができず215号を“EAST”方面へ。しばらく走っていると段々とストラトスフィアタワーが遠くなっていくではありませんか。急いで次のEXITで降りると“WARM SPRINGS”の文字が。今回の旅行には、ランドマクナリーのロードアトラスを持参していたのですが、「レンタカーの返却だけだから」とこのときはロードアトラスを持っていなかったのです。しばらく走ってもまったく見当がつかず、次第に焦ってくる私。「ここは冷静になれ」と自分に言い聞かせ、「フリーウェイの出口があるのなら、入り口もあるはずだ」と思い、来た道を引き返していたところ、ありました。フリーウェイの入り口が。ここで215号に乗り、15号経由でストリップに出て、再びトロピカーナアベニューからパラダイスロードに入り、無事レンタカーのチェックインができました。これが帰国当時の朝ならもっと焦っていたことと思います。前日のチェックインにしておいて正解だったというわけです。次回からはもう大丈夫ですよ。帰国当日の朝でも!? いい教訓になりました。

【最後に】
 初めての個人手配によるLV旅行ということで、事前にあれこれ調べていた結果、トラブルもなく楽しい旅行ができました。また、レンタカーの利用がこれほど便利とは思っていませんでした。行きたいところへ気軽に行け、行動範囲が広がります。次回(今度は、ほんとうに勤続30年の旅行になりそうですが)もレンタカー利用に決定です。
 相変わらず脈絡のない長い文章の旅行記になってしまいましたが、これからLV旅行へ行かれる方の参考になれば幸いです。



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